石川県珠洲市の松田徹郎さんは、牛乳や牛肉を生産するための牛を100頭以上育てています。
牛乳を出す牛は水をたくさん飲みます。しかし、能登半島地震のあと、今も水道が止まっています。松田さんは山から出る水を集めて、牛にあげていますが、寒い日は水があまり出ません。
働いている6人の中の3人は、ほかの所に避難していて、牛の世話をする人も足りません。
松田さんは、牛乳を出す40頭以上の牛を育てるのをやめることにしました。
松田さんは「とても残念です。このような被害を知ってもらって、牛乳などの生産を続けるために、支援してほしいです」と話しました。